2014.06.17
(火)
目当てはどっち?
こんにちは、酒まんじゅうです。
先日、ある印章店さまからのご注文で持ち込みの印材を頂いたのですが、
その印材のおしりの方に動物の像が彫りこまれていました。
この彫りこまれた部分を印鈕(いんちゅう)といいます。
元々は古代中国で大事な印章(当時中国では印章は権威の象徴でした)を
無くさぬように綬(ひも)を通すための穴だったのですが、
そこに装飾を加え様々な動物を彫ったもので、漢の時代には鈕の形も
身分によってかなり細かく決められていたようです。
こういう印材は前は時々持ち込まれていたのですが、最近は細工をされる
職人さんがいなくなったのかほとんど見なくなりました。
その後印章店さまから詳しい内容などを聞いていた時にふと、
「印面の向きは動物の頭の方でいいんですよね?」
と尋ねられたのですがはっきりとした答えがわかりません^^;
酒「それでいいはずですが・・・・」
印「前にそれは間違っていると言われたことがあって・・・」
酒「そうなんですか・・・分かりました調べてみます。」
まずは、お付き合いのある印章店さまに電話で尋ねてみると、
「頭が前でいいですよ」
とのこと。そのままご注文を頂いた印章店さまに、
「頭が前で間違い無いようです」
とお返事したのですが、人様に聞いたままで終わらせると、
次に同じ質問があったときに困りそうだったので、少しネットで調べてみることに・・・
分かってる人には自明のことなのか、なかなか確たる写真が見つかりません。
それでやっと見つけたのがこの写真。
©神戸山手大学
左の亀の頭が右の写真の上辺真ん中あたりににちょこんと出てます。
内容は「広陵王璽」で国内で有名な「漢委奴国王」と同時代の作品とのこと
まあ、金印であることからも当時の印制度にそった物だと言えるでしょうから、
印鈕の頭が目当て代わりと言ってもよさそうです。
先日、ある印章店さまからのご注文で持ち込みの印材を頂いたのですが、
その印材のおしりの方に動物の像が彫りこまれていました。
この彫りこまれた部分を印鈕(いんちゅう)といいます。
元々は古代中国で大事な印章(当時中国では印章は権威の象徴でした)を
無くさぬように綬(ひも)を通すための穴だったのですが、
そこに装飾を加え様々な動物を彫ったもので、漢の時代には鈕の形も
身分によってかなり細かく決められていたようです。
こういう印材は前は時々持ち込まれていたのですが、最近は細工をされる
職人さんがいなくなったのかほとんど見なくなりました。
その後印章店さまから詳しい内容などを聞いていた時にふと、
「印面の向きは動物の頭の方でいいんですよね?」
と尋ねられたのですがはっきりとした答えがわかりません^^;
酒「それでいいはずですが・・・・」
印「前にそれは間違っていると言われたことがあって・・・」
酒「そうなんですか・・・分かりました調べてみます。」
まずは、お付き合いのある印章店さまに電話で尋ねてみると、
「頭が前でいいですよ」
とのこと。そのままご注文を頂いた印章店さまに、
「頭が前で間違い無いようです」
とお返事したのですが、人様に聞いたままで終わらせると、
次に同じ質問があったときに困りそうだったので、少しネットで調べてみることに・・・
分かってる人には自明のことなのか、なかなか確たる写真が見つかりません。
それでやっと見つけたのがこの写真。
©神戸山手大学
左の亀の頭が右の写真の上辺真ん中あたりににちょこんと出てます。
内容は「広陵王璽」で国内で有名な「漢委奴国王」と同時代の作品とのこと
まあ、金印であることからも当時の印制度にそった物だと言えるでしょうから、
印鈕の頭が目当て代わりと言ってもよさそうです。